カジノというものについて

カジノとは金銭を賭けて遊ぶことが法律的に許された場所のことを指します。

遊ぶものの中に大きく2つあり、一つはルーレットもう一つはブラックジャックです。

ルーレットとは赤と黒の2色の中から一色を選択し、自分の選んだ色に玉が入れば当たりというものです。

確率でいうと二分の一なので初めての人には比較的遊びやすい賭け事として知られています。

もう一つのブラックジャックはトランプカードを使います。

対ディーラーと対戦し一枚ずつカードを引いていきます。

合計が21に近ければ近いほど勝つというシンプルな遊びですが相手を惑わせたり自分の弱さを見せないようにするなど、心理的要素が取り込まれた賭け事です。

現在法律的に許されている国は少なく、違法カジノの摘発が多く見られます。

我が国日本でも長い間認められておらず摘発が度々ニュースなどで取り上げられていました。

2018年に法案が成立したことをきっかけに日本国民のカジノに対する意見が飛び交うようになりました。

現在の日本では競馬やパチンコといったギャンブルが多く存在し、利用者も一定多数いるといわれています。

正式に日本で認められるとなるといくつかの問題点が見受けられます。

例えばカジノを作る場所です。

これまで私たち日本人が遊ぶとなると旅行先いわゆる海外でするものでした。

つまりは観光客という立場です。

日本でカジノができるとなると一番のターゲットは海外からの観光客ということになります。

昨今海外からの外国人観光客は増加の傾向があり、都心部を中心に外国人を見ない日がないというレベルにまで到達しています。

これらの情報から都心部要は人の行き来が激しい場所の方が集客しやすくより活性化するのではとなるのですが、日本では過疎化の問題を抱えていることから人がたくさん来てほしい場所にあえて作ることで、活性化を促すのではという声が上がっています。

そのために電車やバスに乗り、アクセスしやすい場所のホテルに宿泊しその地域自慢の料理を食べるという流れが波に乗ると日本の経済を動かすきっかけになります。

しかし金銭が発生する賭け事という存在から、なかなかよく思わない人たちが少なからず存在するのも事実で自分の住む地域には不必要だという住民の声を無視することは決して許されないのです。

また勝ち負けがはっきりわかる遊びの為、万が一負けた時のゲーム参加者が自暴自棄にならないか等、安心面がしっかりと確保できる環境を作り上げる必要性が感じられます。

これらを踏まえてこの法律が成立したため翻すことはできないが、本当に今の日本に必要だったかははなはだ疑問ではあります。

少子高齢化や最低賃金の見直し、年金問題など数多くの問題を抱えているのは事実でそれらを優先的に対策を考え行動するべきであるのに必要以上に国の予算を使い、賭け事の遊び場を作り上げる必要性についてしっかりと考える必要があります。

気休めや運試し、話のネタにするなど遊び方は人それぞれで自由ではあるけれど借金を多く抱えている日本に住む私たち国民が果たしてお金を賭けて遊ぶことに関心を持つのかは一目瞭然であるといえます。

安全な国という肩書が崩れつつあるこの日本に賭博場を作ったことで拍車がかからないことを祈るとともに、この選択が間違ってなかったと未来の私たちが安心して笑っていられるよう願うしかないのです。

これこそ、私たち国民が賭けたもっとも大きな選択であり、この経緯こそがカジノであるといえるのではないでしょうか。

遊ぶときは最低限の常識範囲を超えないように、どっちに転んでも大きな後悔をしないよう心掛けてプレイヤー自身が楽しく思い出づくりの一環として遊んでくれることを期待したいです。